皆さんこんにちは!フランス在住イラストレーター🇫🇷のmikinekoです。
私は不調のデパートと呼ばれるほど身体が弱く、移住してきてからも大変だったんですが、そんな私を救ってくれたアロマオイル4選をご紹介します♪
本場フランスのメディカルアロマテラピーって?
皆さんは『メディカルアロマテラピー』という言葉を聞いたことはありますか?
読んで字の如く、アロマで体調不良を治そうよ★という物で、
フランスでは保険診療の対象にもなっているほど浸透しています。
イギリス式のアロマでは、主に芳香浴などでリラックスを促すために使いますが
フランス式のメディカルアロマテラピーでは精油を飲んだり、塗ったり、嗅いだりと色々するわけです。
まだまだ近代医療が発展していない頃から、植物や精油は人々の心身を健やかに保つために利用されてきました。
今では薬理成分が研究されて、どの成分が何に効いているのかはっきりと分かっているのですが、
それを知らない時代から人々が自分で発見し利用してきたってすごいですよね!
中医学もアーユルヴェーダもアロマテラピーも、長い間受け継がれてきて絶えることなく今でも続いている物ってそれだけで壮大なロマンを感じます。
話は戻りますが、このメディカルアロマテラピーのそもそもの始まりは
フランス人化学者の「ルネ・モーリス・ガットフォゼ」が火傷をしてしまった時に
ラベンダーの精油を塗ってみたのが始まりで
お!いつもより火傷早く治ったじゃーん!byルネ★
みたいな感じで発見して本にまとめました。
そこから医師たちが分析したり、軍事に利用したりと色々紆余曲折ありながら
今のフランス人たちの生活に深く深く根付いているというわけなのです。
私が苦しんでいた症状
アロマオイルを紹介する前にちょっと私の体調の話をさせてくださいな
「君、免疫力とか抵抗力とか赤ちゃんか老人並しかないみたいだから、今後しっかり気をつけなさいよ」
これ、私が高校生の時にお医者さんに言われてしまった言葉です^^;
普通の人ならばすぐ治るようなウィルスが体の中で処理できずに、肝臓に入ってしまい
2ヶ月入院した時のことです。
そうなんです。私、体が激弱なんです・・
そんな私が、妊娠出産をした頃、元々健康とは言い難かった身体が
ついに不調だらけで大変なことになってしまったんです。
その症状がこちら
↓↓↓
頭痛、片頭痛、腰痛、不眠、胃痛、回転性のめまい、25キロの激太り、帯状疱疹、慢性の下痢、関節痛、白髪、抜け毛、湿疹、ヘルペス、一日中怠い、むくみ、すぐ風邪を引く、アレルギー、眠れないほどの肩周辺のこり、逆流性食道炎、酷すぎるPMS、生理痛、生理後の体調不良、胃の膨満感、免疫力が落ちた時に繰り返す毛包炎・・・etc
正直書ききれないほどの不調を抱えており、
当時は80代の体に20代の私が入っている ような感覚でした。
今も変わらず80代の体に30代の私が入っている感覚。
実際70代の母の方がめちゃくちゃ元気で体力ありまくります!
もちろん、日本で、内科、婦人科、頭痛外来、漢方外来、甲状腺科、消化器内科、などなど
行ける病院は全て行き、整体に通ったり、マッサージに行ったり
とにかくこの辛さをなんとかしてほしいと、様々な検査を受けましたが原因は不明。
絶望の毎日でした。
その後フランスへ移住しても体調の悪さは変わらず、
月の半分はなんらかの不調で寝込んでいるような日々でした。
それから、出会った養生やアロマテラピー、フィトテラピーなどの効果で今は寝込むことはほとんどなくなりましたし、
月の半分以上は片頭痛や緊張性頭痛で動けなかったのに
今は月に数日軽い頭痛だけになりました^^
養生法などはまた他の記事でご紹介しますね!
絶対手放せない!私を救ってくれたアロマオイル
それでは早速、絶対に絶対に手放せない私のお守りアロマオイルをご紹介します!
※日本で売っているアロマオイルには、添加物が入っていたり、匂いを楽しむためだけの薬効性がない物もありますので、信頼できるメーカーの物を購入しましょう。
頭痛に即効性!ペパーミントオイル
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:アメリカ、フランスなど
主な成分:ℓ-メントール、ℓ-メントン、1,8-シネオール
- 鎮痛作用、抗炎症作用があるので偏頭痛や歯の痛みなどに
- 健胃作用で、胃もたれや食べ過ぎの消化不良などの胃の不調に、塗ると胃の緊張をやわらげます
- 神経強壮、頭脳明晰。興奮している時または無気力、集中できない時のリフレッシュに
- 肝臓の不調
- 乗り物酔い
- 花粉症
- 更年期の不調
私の頭痛ライフを劇的に改善してくれたのがこのオイル。
あぁなんか頭痛がきそうだな、肩が張ってきたな・・なんていう時に
痛いところとこめかみにチョイチョイと塗ると頭痛がスッキリ良くなります!
ちなみにペパーミントは肌や目などへの刺激が強いので
オイルを直接塗ることは推奨されてません。
なので植物性のキャリアオイルなどに希釈して使うのがいいと思います。
ただ私の場合は、なぜか滲みたり痒くなったりしたことがなく、
むしろ直塗りじゃないと効かないくらいペパーミントに鈍感なので直塗りしちゃってます(笑)
夫が頭痛の時に直塗りしたら、ヒリヒリする、目が痛いと言って洗い流していたので
皆さんは真似しないで下さいね!
普段は私の方が肌が敏感で夫は何を塗っても肌荒れしないんですけどね^^;
他にも、胃の膨満感があって眠れない時に胃の所にオイルを塗ったら
スーッと胃痛がなくなったり、リフレッシュしたい時には手首に塗って匂いを嗅ぎまくったり、
フランスが46度の気温になった時も身体に塗りたくってました(笑)
涼しい通り越して寒くなります^^;
私のご近所さんのお子さんがコロナになってしまい、ひどい頭痛でずーーっと泣いていたとき、薬も何も効かなくて困り果てていたのでペパーミントオイルをあげました。すると、ペパーミントオイルをつけたとたんに頭痛がスーッと引いていって、楽になったと泣き止んだそうです!即効性!すごい!
免疫力強化に!帯状疱疹にも効いたラベンサラ
学名:Cinnamomum camphora
科名:クスノキ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:マダガスカル、レユニオン島
主な成分:1,8-シネオール、α-ピネン、サビネン、α-テルピネオール
- 抗ウィルス、免疫強化、風邪やインフルエンザを早く治す
- 抗菌効果もあるので、ニキビ、真菌症や口腔内のケアにも使える
- 去痰、喘息の予防に
- 精神疲労、不眠にも
- 鎮静、鎮痛、鬱血除去効果で肩こり、関節痛、筋肉の痙攣、リウマチなどにも使用される
- 神経強壮、刺激強壮でショックを受けた時や出産前の不安、うつ状態にも使える
旅行に出かけるときに必ず持ち歩くオイルがペパーミントとこのラベンサラ!
元々は義両親が免疫力を上げるために毎日使っていたのを勧められたのが始まりでした。
義父は20年くらい前に癌になってしまい、そこからずっとラベンサラを使っているそうで、
ほぼ風邪やインフルエンザなどウィルス性の病気に罹らなくなったそう。
私も生理前の免疫力が下がる時や寒い季節、人混みに行く時などに必ず手首に2滴ほど垂らして
両手首でこすって馴染ませてます。
そして、このラベンサラ、飲むことも出来るんです。
飲む時は必ず信頼できるメーカーのクオリティの高いラベンサラオイルを使いましょう!我が家は『PRANARŌM』というメーカーの精油を使っています。
なので、風邪を引きそうだなぁ、喉が痛いなぁ、体調イマイチだなぁというときには
スプーンに蜂蜜とオイル1滴を乗せて混ぜてから飲みます。
そうすると悪化することなく治ることが多いです。
そしてびっくりしたのが、日本に帰省している時のこと、
連日の外出と真夏だったので暑さと湿度で体が参ってしまったのか
体の右半分がピリピリ痛くなってきて、
こ・・これは帯状疱疹になるときだ!!!
いつもだったらピリピリし始めたときに飲むサプリがあるんですが、
生憎持ち合わせがなく・・
とりあえず急いでラベンサラを飲み始めたんです。
すると次の日にはピリピリが治ってきて、
帯状疱疹が発症することなく無事に過ごすことが出来たんですよ!すごくないですか^^
そこからはもう信用度100%で毎日使用しています。
ちなみに知人が咳で困っていると聞いたのでラベンサラを教えたら
咳によく効いたと言っていました。
ただ、たくさん使ったら心臓がバクバクしてびっくりしたと言っていたので
使用量には気をつけてくださいね!
私はラベンサラにも鈍感力を発揮しているので
割とたくさん使っているんですが大丈夫です^^
毛包炎やニキビが治った!お掃除にも使えるティートゥリー
学名:Melaleuca alternifolio
科名:フトモモ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:オーストラリア、南アフリカ
主な成分:モノテルペン炭化水素類 テルピネン-4-オール、モノテルペン類γーテルピネン、αーテルピネン、アルコール類テルピネオール、オキサイド類1.8シネオール、カジネン
- 抗菌、殺菌、抗ウィルス作用で、風邪やウィルス性の疾患、お肌を清潔に保ったり、炎症を治めたりすることに優れている
- 神経強壮作用でストレスなどで下がってしまった免疫力をアップさせる
- やる気のアップ、集中力向上、心配事で落ち着かない心を鎮める
- 口内にも使うことが出来るので、口内炎や歯周病などにも
ちょっとお恥ずかしい話ですが、
私は毎月、生理前になるとぐぐぐっと免疫力が下がってしまって、
帯状疱疹、ヘルペス、風邪などなど色んな物が体の中で大暴れしてしまうのですが、
もう一つ、肌表面でも暴れ出すやつがいるんです。
それが『毛包炎』
毛包炎とは毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に細菌が入って化膿した状態のことをいうんですが
不潔だった時や、皮膚が傷ついた時、免疫力が落ちた時に発症しやすくて
私の場合は、結構化膿が進んで「せつ」というしこりが出来てしまったり、
膿が溜まりすぎて勝手に爆発したり・・・
とにかく痛くて痛くて大変なんです(泣)
そんなときにチョチョイとティートゥリーをつけると、膿の排出が早まるんです。
膿が溜まっていく時期が一番痛いので、その時期が早まるのはありがたい!
そして一番驚いたのが、顔中にニキビができてしまった時のこと。
日本の帰省に合わせてピルを3ヶ月ほど飲んで、フランスに帰ってきたのでやめたら・・
お風呂に入って上がる間の1時間弱という短い時間で
ほっぺたに一気に20個くらいニキビが出てきたんですよ!!
真っ赤に腫れて痛いニキビ・・ほっぺたにニキビが出てきたのも初めてだったので
最初はアレルギーかと思ったんですが、調べるとピルをやめた時の副作用の一つのようで
治るのに数週間から数ヶ月かかるという記述も(泣)
その日から「ハトムギ粉」と「ティートゥリー」と水を混ぜた物を朝晩ニキビの上にパックしました。
すると、3日で腫れが引いて、一週間経つころには跡だけに!!
ハトムギとティートゥリーのパワー凄すぎる!
他にも我が家ではトイレ掃除に使ったりもします。ただ、猫ちゃんがおうちにいる家庭は、アロマオイルを掃除に使うときには気をつけてください。
猫は、アロマオイルを解毒する作用がとても弱く、猫にとっては強すぎるので病気になってしまったり、死んでしまうこともあります。
なので、我が家がティートゥリーを使う時は、トイレの便器だけに使います。
眠りを誘う甘い香り♪スイートマジョラム
学名:Origanum majiorana
科名:シソ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:スペイン、エジプト、チュニジア、フランス
主な成分:モノテルペンアルコール類テルピネン-4-オール、モノテルペン類γ-テルピネン、p-シメン、サビネン、 モノテルペンアルコール類酢酸リナリル、エステル類 酢酸ゲラニル、セスキテルペン類カリオフィレン
- ホルモンバランスを調整する作用があるので、PMSや月経痛、月経不順などにも
- 抗菌・抗ウイルス・抗炎症・去痰作用があり、呼吸器系のトラブルにも使えます、また精神的な不安からくる咳や気管が詰まったような違和感にも効く
- 自律神経を整えてくれるので、焦りやイライラ、眠れない時に
- 免疫強化、ストレスや不眠などの精神面からくる免疫力の低下に
色んな不調を抱えている私ですが、
上手く眠ることが出来ない、でも眠らないと頭痛やらだる重さで動けなくなるというめんどくさい体質もありまして、月のサイクルによっては昼まで眠り続けてしまう過眠状態の時まであります^^;
とにもかくにも眠るのが下手くそでして、
入眠も時間がかかるし(平均1時間半くらい)、1、2回は中途覚醒してしまい
そのまま眠ることが出来ずに1時間以上朦朧としながら入眠を待ちます。
そして、夢を毎日見るのですが、
それがもうもうもう!壮大な夢や悪夢が多くて、起きたときにはグッタリしてしまい、
朝スッキリ目覚めたのなんて子どもの頃に数回って感じなんです・・(泣)
一時期、本当に本当に眠れなくて
朝方まで少し寝ては起きてしまうを繰り返して、不眠で頭痛や眩暈
体中がガッチガチにこってしまいほぼ寝込んで過ごす毎日を過ごしていたことがあります。
その時に試してみたのが『スイートマジョラム』
お風呂に垂らしてゆっくり入浴して、
眠る前に手首と足の裏にスイートマジョラムを塗り込んでから
ベッドの中で匂いを嗅ぎながら深呼吸をします。
するとスイートマジョラムの甘くて優しい香りがガッチガチに固まった私の体の力を抜いてくれて
使わない時よりもスッと眠りに入ることが出来るんです。
中途覚醒もだいぶマシになり、気付いたら不眠でふらふらの日々にバイバイ出来てました^^
と言っても、普通の健康な人よりは睡眠も浅いし、
スッキリ目覚めるまでにはまだまだ程遠いのですが・・
何よりもリラックス効果が強く、私も大好きな香りなので
必ず常備しているオイルの一つです!
おすすめのアロマの本♪
ここからはいつも参考にしているアロマの本をご紹介します♪
教科書ということだけあって、アロマオイルのことについて詳しく書かれています。
一つ一つのオイルの情報や、症状別のオイルのブレンドの仕方など
これ一冊あれば大体のことはオッケー!
レビューを読んでわざわざ日本のAmazonからフランスまで注文した本。
手元に一冊あるだけで安心感がありますよ〜^^
これはKindle Unlimitedで読めるアロマテラピーの本の中で読みやすくてオススメなもの。
unlimitedに加入されてる方はぜひ読んでみてください^^
何から揃えたらいいわからないという人にも
使いやすい7種の基本アロマの使い回しレシピなどがあったり、
そこからさらに買い足すなら。。とか、季節ごとのレシピ、子どものレシピ、ママのためのレシピなど
豊富にレシピがあります。
ただ、精油の種類や詳しさではアロマテラピーの教科書のほうが多いので
しっかり学びたい、本格的に始めたいという方にはアロマテラピーの教科書の方がオススメですが、
まずは気軽にアロマテラピーの世界を体験したいなぁという方には十分な一冊です。
最後まで読んでくれてありがとうございます♪
皆さんのお役に立てたら嬉しいです!
アロマオイルは他にもたくさん使っているのでまたご紹介しますね♪まったね〜😊