【フランス語】フランスで出版されたテキストを使わない方がいい理由!【初級者、A1A2】

mikineko

皆さんこんにちは!フランス在住イラストレーターのmikinekoです。
私はフランスに、2017年にやってきて今年で7年目!
フランス語を使う必要がなく、喋れないままサバイバルしておりますが、とうとうビザの関係でフランス語を勉強するはめに・・
そこで、フランスで出版されたテキストを使って学んできて、気付いたことをシェアします。

まず、テキスト数冊やったくらいのやつが物申すとかおこがましいだろ!

と思われるかもしれません。

いやいやいや、まずはこちらをご覧ください。はい、どーーーん

全部並べられなかったので、この他にも20冊以上あります。

幼児向けから始めたらいいと言われたので、6歳向けから、ボギャブラリー、グラマー、動詞活用、リーディング、リスニング・・・色々揃っておりますのよ。

ちょうどご近所さんが元フランス語の先生なので貰ったテキストもたくさんありますが、

20冊以上は自分で買いました。

使い始めては絶望し、もっと有名な会社のテキストを!と買い求めては失望し、

レビューいいやつがあるぞ!と飛びつけば失望し・・・

この7年間フランスのテキストには失望しっぱなしですよ!!!

CONTENTS

解答の間違いが多すぎる!!

UnsplashSiora Photographyが撮影した写真
mikineko

こんなのあっていいはずがない!というほど解答の間違いが多すぎるんですよ〜ありえない😭

まだまだ、フランスのテキストに希望を抱いていたあの頃・・(遠い目)

答え合わせをした時に、なんか納得いかない間違いが時々あることに気が付きました。

でもでも、フランス語って例外に次ぐ例外のデパートのような言語だし、

解答が間違っているなんてことありえないし・・と素直に解答に従っていた若き頃。

とうとう決定的な解答の間違いを見つけたんです!

問題は6問なのに解答7個あるやん!!

どのテキストか忘れたのですが、確か電話番号を聞き取る問題。

6問目まで答え合わせした私は、7個目の解答にびっくり!

いや、誰の番号なんや!!

そこで初めて、フランスの解答は間違っていることがあるのでは?という可能性に気付き、

今まで違和感があった問題を、夫(フランス人)と一緒に確認してみることに。

そこで頭を抱える夫。

こんなに解答間違えてることある?!

そのテキストは10ページに一個の割合で解答間違いがあるくらい酷いテキストでした。

夫は怒り、もっと真面目で有名な会社のテキストを即購入してくれました。

新しいテキストになり、気持ちも新たにフランス語を学び始める私。

確か過去形をやっている時でしょうか?

過去形を作る時はavoir がつく動詞とêtreがつく動詞があるのですが、

明らかに、êtreがつく動詞の前にavoirがつく解答が。

いや、まさかね、だって有名どころの真面目な会社のテキストだし・・

ほら、フランス語って例外に次ぐ例外の洪水な言語じゃん??

と、もしかしたら例外があるのかもと、その時忙しかった夫にも聞けず、

一生懸命日本の参考書を調べたり、インターネットで検索したり、

存在するはずのない『例外』を探し続けました。

30分ほど経ったでしょうか?

夫が休憩していたので確認してみました。

また解答間違ってる!!もうフランス信じられない!!

そこから、解答に間違いのないフランスのテキストを探す長い旅が始まりました。

そして未だに砂漠の真ん中で喉からっから状態ですわ。

誰かオアシスを教えてくれ〜!!

こんな風に解答に間違いがあると、調べる時間もとられるし、勉強するぞっていうやる気もとられるんですよね。

私はまだ夫がフランス語ネイティブっていう恵まれた環境なので、

おやおや?と思ったらすぐに確認出来ますが、そうじゃない方は、きっと間違ったまま覚えてたり、

遠回りしてしまっているはず!

そして、更に、夫の両親(元教師)がテキストの解答に間違いが多すぎる事を聞いて、

これはフランスの恥だ!と何社かに「ここが間違ってますよ、訂正をお願いします」と丁寧なメールを送ったんです。

まぁ、無視ですわな

返事も来なければ、訂正しましたってホームページに載せたり、テキストにつけたりとか

対応をしたところはこの7年間一社もないそうですよ(義両親談)

mikineko

この記事を書いてる最中にたまたまめちゃくちゃ分かりやすい解答ミスを見つけたのでご紹介します!

ちょっとモザイクかけてるんで分かりづらいと思いますが、

問題15個に解答16個です

イラっとしちゃってるから解答の方の「un」赤ペンで塗りつぶしちゃってますね

伝わるでしょうかこの怒りと失望。

こんなのがわんさか出てくるんですよ・・

解説がない!!

UnsplashSiora Photographyが撮影した写真

私が日本で問題集や参考書を購入するときは、必ず解答を確認します。

どうしてそうなるのか、間違えないためのポイント、さらに親切な物だと間違えやすい例題なんかも解答の解説に書いてくれます。

この解説があるだけで、勉強時間が短縮できて効率よく勉強することが出来るんですよね!

それがないと、なんで間違ったかを確かめるために、

辞書を引いたり、他の参考書をひっくり返したり、インターネットで調べたり、

頭のいい人にうざがられながらも聞いたりしないといけません。

うん、煩わしい!

なので効率よく学ぶためにはとっても重要な部分だと思ってます。

DA・KE・DO!!

フランスで出版されている問題集や参考書には解説ほとんどついてません。

いや、レベルがかなり高かったらついているのかもしれないですが、

A1A2レベルではついてないのですよ。

百歩譲って『数こなそう YO☆』的な100本ノック形式の問題集ならいいですよ。

でも参考書的な物にだってついてないのだからマジで困ります。

近くにフランス人いるんだから聞けばいいじゃんって思われるかもしれないですが、

外国人に日本語の問題なんでこうなるの?って説明するのは難しくないですか??

「だってそうなるからそうなのよ」と元も子もないことしか言えないですよ。

夫や義両親(元教師)に聞こうもんなら、

優しさ50%、真面目さ48%、残り2%のちゃめっ気❤️みたいな方達なので

調べに調べてフランス語の成り立ちから教えてくれようとするんですよ!!

なので解説がないというのは私がフランス語の成り立ちを聞かされないためにも

大事な大事な問題なのであります。

音声が聞き取りにくかったり、訛りが酷い時がある!!

UnsplashC D-Xが撮影した写真
mikineko

理由はこれだけじゃない!テキストだけじゃなく音声も・・

私が購入したテキストには大体mp3かCDなどの音声がついています。

語学を学ぶにあたって、音声を聞きながら学ぶってめちゃくちゃ大事!

特にフランス語は発音と文字が全然違う言語なので、

見本となる音声がないとけっこう難しいのです。

そして、リエゾンだったりなんだりで、音が繋がって消えてたり、

え?この音どこからきたの?っていうのが増えていたり、聞き取りの練習は必須!

だからオーディオがついているのはありがたいのですが・・

音が雑なのが多いんですよ。

例えば、カフェの中で会話しているシーンのオーディオでは

ご丁寧にもカフェの中のザワザワ感が背景音として入っていました。

カップをかちゃかちゃ鳴らしながらコーヒーでも飲んでいるような音、

友人同士で恋愛の話でもしているのでしょうか?楽しそうな話し声や笑い声、

あ、お客さんが来ましたよ!ドアベルがガチャンと音を立てる・・・

ってこれ雑音がメインやん!!

普通、会話が始まったら背景音は絞って会話が聞こえやすいようにするじゃないですか、

もう雑音デカすぎて会話聞き取りづら!!!

そして違う日には、

頑張って聞き取ろうと何度も何度も何度もオーディオを繰り返し聞いていた時。

え?カナダのオーディオ聞いてるの?訛りがすごすぎるね!

と、夫が。

また違う日には・・

えーー?!ベルギー?!ベルギーのフランス語かな?なんて言っているか聞き取れない・・もう一回聞かせて〜

と、何回か聞いてやっと聞き取れてました。

ダメじゃない?!

テキストとしてフランス人も簡単に聞き取れないってダメじゃない?

もちろん、どんな言語にも訛りはあるし、綺麗な標準語だけ聞いててもダメなのかもしれないけど、

もし、初心者向けの日本語のテキストのオーディオが関西弁、青森弁、沖縄弁とかの訛りがあるのに

「わたくし標準語ですわよ」みたいな顔して収録されてたらどう思います?!

じぇじぇじぇってびっくりしますよね!(朝ドラファン)

せめて初級者、中級者くらいまでは標準語のオーディオを聞かせてほしいものです。

おわりに

いかがでしょうか?

ある程度自分で解答の間違いに気づけたり、これは訛りがあるフランス語だなと理解出来る場合は

フランス出版のテキストを使うのもモチベーションも上がりますし、いいなぁと思うのですが、

やはりまだまだ初級者の場合は間違いが少なく、解説も丁寧な日本のテキストを使うのがいいのでは?

と思います。

ちなみに、フランスに移住する場合、ビザを取る関係で試験や面接を受けた後に

国から試験の結果によって〇〇時間と、決められた場所でフランス語の授業を受けて下さいと指示されます。

その授業をちゃんと受けたという証明書がなければ次回のビザが発行されないのですが(一度きりなのでご安心を)

私の受けたクラスは先生がインドネシア人で、

発音に厳しく、ビシバシ直してくれるので、それに従って一生懸命練習してたら

発音おかしくなってるけどどうしたの?

と聞かれました笑

どうやら相当訛っている先生だったみたいで、

先生も出来ればネイティブの方を選ばないといけないのだなぁと身に沁みて感じた出来事でした。

ただ、そのクラスは政府がお金を出して無料で提供してくれている素晴らしいコースなので

発音は夫に見てもらいながら文法を頑張りました。

先生は自分でフランス語を習って、先生にまでなった方だったので文法の教え方などは

本当にお上手でした^^

というわけで、フランス語って難しいですが頑張りましょうね!

エイエイオーーー!

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