皆さん、こんにちは☺
0909KPJスタッフの「りえ」です。
私は思春期保健相談士として性教育の講座やオンライン相談などをしているのですが、よく聞かれる“おうち性教育”について、今日はご紹介したいと思います♪
- 0歳~思春期のお子さんがいる
- 性教育が大事なのはわかっているけど、どうしたらいいかわからない
- 子どもには、被害者はもちろん加害者にもなってほしくない
- 性教育絵本がたくさんありすぎて、どれを選べばいいかわからない
- 幸せ親子になりたい♪
なぜ“おうち性教育”なのか?
私がおうち性教育をオススメする理由はいくつかありますが、その中でも特に2つ!
今日はお伝えしたいと思います。
●18年計画で伝えられる
「性教育は学校でやってほしい・・・」そんな声をよく耳にします。ホントそう思います(笑)
ですが現状、学校での性教育は「運」といえるほど、足りていない場合が多いです。(これは先生や学校の問題というよりは、教えるカリキュラムに入っていないという仕組みの問題なのですが・・・)
そこで!
おうちで、日常の中で伝えられるといいなと感じています。
なんといっても親子は約18年間ずっと一緒に過ごします。
継続的に伝えられるのです。
それに、性の話ができる親子は、他のセンシティブな話もできる可能性が高まります。
(いじめや進路など)
我が子が嬉しいときはもちろん、困ったときにまず頼ってもらえたら嬉しい♡
そんな親子関係を築くひとつとしても、おうち性教育をオススメしています。
●子どもの性被害がとても多い
悲しいかな、12歳までに17%(うち男子13%)の子どもたちが性被害に遭っているというデータがあります。
しかも、その加害者の9割が家族や先生など身近なおとなという事実・・・
「性被害」と聞くとレイプなどが浮かびますが、割合としては身近な、信頼している相手からの被害が断然!!多いなんて・・・知ったときはとてもショックを受けました。
さらにショックなのは、その被害にあとから気づくということ。
幼いときは、自分のされていることの意味がわからず、思春期を迎えてからその意味を知る・・・
そこで、信頼していた相手に対して一気に嫌悪感を抱く・・・
ときには、それを受け入れてしまっていた自分を責めてしまうことも。
(もちろん、お子さんは悪くありません!!)
おむつ姿でさえ性の対象になることもあると知ると、やはり学校へ行ってからの性教育では遅い、と感じるのです。
性被害はたましいを奪うし、誰しも加害者になってしまう可能性があります。
被害者にも加害者にもならないためにも、小さいときからのおうち性教育をオススメしています。
「0歳から」って、どういうこと?
性教育って、なにも性に関する話ばかりではありません。
性教育を学べば学ぶほど、性教育って人権教育、健康教育がベースなんだなぁ~と感じています。
例えば・・・
「あなたのからだはあなたのものだよ」
「だからキレイに保とうね。さわるときはキレイな手でさわるよ」・・・⇒健康/衛生教育
「あなたの心もあなたのものだよ」
「同じように、相手のからだや心は相手のものだよ」
「だから、お互いを大切にしようね」・・・⇒人権教育
自分を大切にし、お互いを大切にするのは、お友だち関係だけでなく、親子関係から始まりますね。
ですので、「0歳から」始められるよ~ということになります。
「赤ちゃんだからわからない」ではなく、例えばお風呂のときに
「●●ちゃんのからだは●●ちゃんのものだよ~だからキレイにしようね~」
と声を掛けながら続けていくことで、あるとき!
子どもの中で「そうだ!私のからだは私のものなんだ!だからキレイにするんだ!」と、つながるときが来るのです。
その日を楽しみに、ぜひ今日から!
声を掛けてみてくださいね♪
どうですか?
「それなら私にもできそう・・・!」と感じていただけましたか?
そうなんです✨
おうち性教育って、難しくないんです☺
“おうち性教育”のポイント
上記のように、はじめはパパママから
「あなたのからだは、あなたのものよ~」と伝えるとして、そのうち子どもからも性に関する質問をされるときが来ることでしょう(笑)
おめでとうございます!
“おうち性教育”、いよいよ本番です!(笑)
よくあるのが
「ぼくにはおちんちんがあるのに、なんでママにはないの?」
「なんでおとなはお股に毛が生えているの?」
「赤ちゃんはどこから来るの?」
このあたりでしょうか。
皆さんは、こういう質問が来たら、どう感じますか?
「お!来たな(ニヤリ)」 でしょうか。
「わ~~~~どうしよう~~~~~💦」 でしょうか。
・・・どちらでも大丈夫!!!
そりゃあ「ニヤリ」とできたら頼もしいけど、私たち親世代も習っていないのでね。
「どうしよう!?」となってOKです♪
ただ、ひとつだけご注意を!
「そんなこと聞かないで」等、質問が今後しにくくなる言い方はなるべく避けたいところ。
あ、もし「もう言っちゃった・・・」という人もご安心ください。
「この前はこう言っちゃったけど・・・」とリカバリーすればOKです✨
(命さえあれば、大抵のことはリカバリーできますよね!)
これは性の話に限らずですが、親だからといって何でも知っていないといけないわけではありません。
「いい質問だね!」と質問してくれたことを肯定し
「ママもわからないから、いっしょに調べてみようか」と向き合う姿勢を見せる、
それだけで子どもは充たされることもあります♡
そしてこのとき“嘘をつかない”のもポイントです。
例えば
「赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくるのよ」
「女の子も大きくなるとおちんちんが生えてくるよ」などなど。
そのときはよくても、あとで本当のことを知ったとき
「ママがぼくに嘘をついた」という事実だけが残ってしまうからです。
人間関係に大切なものは信頼関係です。
やっぱり“嘘”はなるべくつかずに過ごしたいですよね。
(もちろん「嘘も方便」というときもありますが・・・笑)
オススメ絵本/読み物/YouTubeなど
おうち性教育のお供はやっぱり絵本がオススメです。
オススメ絵本はたくさんありますが、その一部をご紹介しますね♡
●はじめの一歩、プライベートゾーンなど
●からだのしくみ~妊娠・出産など性に関すること全般
●読み物(おとな向け)
●YouTube
タレントのSHELLYさんによる性教育
SHELLYのお風呂場
お笑い芸人フォーリンラブ・バービーさんの性教育
バービーちゃんねる
現役産婦人科医さんたちによる性教育
めちゃ大事
助産師シオリーヌさんの性教育
性教育YouTuberシオリーヌ
いかがでしたか?
“おうち性教育”が少しは身近に感じられたら幸いです♡
オススメの本もまだまだあるし、思春期のお子さんがいる方向けの内容など、今後もおうち性教育に関する記事を書いていこうと思うので、ぜひまた遊びに来てくださいね♪
「こんな話を聞きた~い!」などのリクエストも大歓迎です✨
お読みいただきありがとうございました♡
コメント