0909キッズプロジェクトのオーチャンです♡
私はイラストレーターのお仕事をしていて、娘ともよく美術館に行っています。
おかげさまで娘は絵を描くことが大好き♡
そして、アートを通して自己肯定感が高まってきたなと日々感じています。
この記事では、子どもと美術館を楽しむためのちょっとしたコツをお伝えします!良かったら最後までお読み下さいね♪
こんな方にオススメ!
- 自己肯定感の高い子どもに育って欲しい!
- 親子でアートを楽しみたい!
- 子どもと美術館に行って失敗した事がある。。
- アートの楽しみ方が分からない。。
どうしてアートが自己肯定感を高めるの??
最近よく、『自己肯定感』や『自尊心』という言葉を目にします。
子どもが伸びやかに育つために自己肯定感を育てようと言われますが、そもそも自己肯定感って?
よく分からないという方もいるかもしれません。
自己肯定感とは『ありのままの自分を受け入れる感覚』のことです。
自己肯定感が高い子は長所短所も含め自分のことを認めて好きになれたり、
周りの人が自分を必要としてくれている、認められていると感じる事ができ、
周りの人を認める事も出来る様になります♡
人生をいかに楽しく生きていくかに関わるとても大切な感覚の一つなのです!
では、どうしてアートで自己肯定感を高める事が出来るのでしょうか??
自己肯定感を高めるためには、対話を重ねたり
どんな気持ちも受け止めて認めて貰える体験が大事。
アートを鑑賞しながら対話し、自分の考えを受け入れて貰える。
そんな体験が美術館ではたくさん出来るのです!!
私も娘と美術館に行くときは出来るだけたくさん対話を重ねていきます。
でも最初から成功していたわけではありませんでした。。
入ってすぐに「疲れた〜、面白くない、帰りたい」と文句を言われたり、
つまらなそうな娘を無理やり連れ回してしまう事もありました。
そんな失敗を重ねて見つけたコツなのです^^
事前準備がカギ!100倍楽しむためにすることは??
さてさて、いきなり美術館に連れて行くと、
「えー、なんかよく分からないしつまらない。。」と言われてしまう確率大です!
美術館に行く前に興味を引くことがとっても大事。
私が実際にやっている事前準備をご紹介します!
自分が楽しみにしている様子を見せる
美術館に連れて行く為に、いきなり絵を見せたりして
興味を引こうとすると
逆に嫌がって逃げてしまう可能性もあります。
そうなってしまうと受け入れてもらうのが大変になってしまうことも。。
我が家も同じ失敗をしてしまった事があります。
子どもは大人が楽しそうにしている事に興味を持つ事が多いので
そこを利用するのです!
私の場合は、話の中で「ママは〇〇っていうアーティストが大好きなんだよねー♡」と話したり、
雑学を披露したり、そのアーティストの絵を一人で見ながら
「わー!この絵のここが好きなんだよなぁ♡」と呟いたりして
子どもが近づいてきたら、
「この色キレイだね♡」「ここが不思議じゃない??」などと話しかけてみます。
反応が良かったらそのまま対話を続けます。
雑学だったら、例えば
ミュシャはトゥール(私の住んでいる町の近くの大きい町)で働いていたらしいよ!
とか、
レオナルドダヴィンチ先輩(尊敬しすぎてこの呼び名)はイケメンでファッションリーダーでもあったんだって♡
など、身近に感じられるような雑学とかがオススメ♪
何度もこの方法をやっているので、私がレオナルドダヴィンチ先輩や
ミュシャ、クリムト、日本なら琳派が好き♡という事も娘にとって当たり前の事として受け入れられています。
ホームページを一緒に見てみる
少し興味を持ってくれたようなら次の段階へ。
ほとんどの美術館にはホームページがあります。
そしてホームページにはその美術館の見どころだったり、
周辺の様子などが載っていたりします。
一緒に確認しながら、
「ママはこれ見てみたい〜♡」「この場所キレイだね!ここでのんびり出来たら最高だなぁ♪」
など楽しそうに話しかけます。
子どももノってきたら、次の段階へ!
本や動画、ゲームを利用する
最後に、その美術館にある絵画の画集や動画を一緒に見ます。
予め見てしまったら、美術館に行く意味がないじゃない?
と思うかもしれませんが、
「あ!これ知ってる!」
「これは一緒に見たやつだね♪」こういう発見が子ども達にとってはとても楽しく、
また、いくら本や動画で見たとしても本物の迫力とは全然違います。
本物を目の前にすると、どれだけ事前に見ていたとしても感じる物があるようです。
私もミュシャが大好きで、画集も持っていたのですが
いざ、本物を目の前にした時
大好きな絵の前で動けなくなってしまい、1時間以上ボーッと立ち尽くした事もあります。
娘も、こんなにキレイだったんだねー!と目をキラキラさせたりします。
そして、いくつかの有名な美術館はどうぶつの森というゲームとコラボしています。
娘はどうぶつの森が大好きなので、どうぶつの森で美術館を再現したりと
アートを身近に感じて貰うために、使える物はなんでも使っています(笑)
当日のお助けアイテム!
いよいよ美術館に行く当日!
持って行くと便利なお助けアイテムをご紹介します。
このリストは6歳以上の子を対象にしています。
小さなノートと筆記用具
美術鑑賞をしていると、メモしたいことや
模写をしてみたくなる事があるようで、
ちょこちょこと美術品の前で色々描いています。
休憩する時に絵を描いたりもしています。
小腹を満たせるおやつ
美術館の中では飲食が禁止されている所が多いです。
お腹が空くと大人でも集中して見ることが出来ませんよね?
子どもなら早く帰りたい〜とぐずってしまうきっかけにも。
美術鑑賞の前に小腹を満たしておきましょう。
満腹まで食べると、眠くなったり動くのが億劫になる事もあるので
小腹を満たすぐらいがオススメです^^
美術館のマップ
美術館の中に用意されている事が多いのですが、
事前にホームページからマップを印刷して、見たい場所に印をつけた物を持って行くと
宝探しのようにワクワク楽しんでくれます!
「ママは地図が苦手だから連れて行って〜♡」と頼むと張り切って案内してくれます。
休憩や暇になってしまった時用の本やKindle
どんなに事前準備をしていても、
広い美術館の中を歩き回ると、疲れたり飽きてしまいます。
そんな時に無理して歩かせるとどんどん機嫌が悪くなり収拾がつかなくなって大変なことに!
休憩を入れる時には本を読むのがオススメです。
ゲームでもいいのですが、ゲームだと集中しすぎて
もう美術鑑賞をしたくなーい!となってしまう可能性が。
本だと読み終わればそこでおしまいなので気持ちの切り替えも簡単に出来ます。
我が家はKindleを持って行って、休憩の時に好きな本を読んで
気持ちの切り替えをしています。
自由に楽しむ事が大事!対話を楽しもう♪
美術館に行くとついつい最初から最後まで順路に沿って全部を見たくなりますよね?
でも、それをすると子どもが飽きてしまいます。
事前に調べておいた『見たいポイント』から見たり、
子どもの興味の赴くままに進んでみましょう!
一つの絵をジーッと眺めたかと思うと
他の絵の前を何も見ずにスイスイ進んだり、
でもそれでいいと思います。大人もそんな風に楽しんだっていいのです。
好きな物、嫌いな物、興味がわかない物。。
色々あっていいんです^^
それでいいんだよって認める事も大切です♡
そして、とっても大事なポイント!
『対話』です。
ぜひお子さんといっぱい対話してください!
対話のときは
「この絵で何か気づいた事ある?」
「どんな物が見える?」
などと質問を投げかけます。
中々考えを話してくれない時は、
「ママはねー、靴が赤い事に気づいた!」などと、
こんな事でいいの?!と思うような例を言ってみましょう。
そうすると、気づいた事を話し始めてくれるので、
どんな答えでも否定せずに認めながら対話していきましょう^^
例:
大人「どんな事に気づいた?」
子ども「波がくるくるしてる」
大人「そうだね!波がくるくるしてるね!良いところに気づいたね^^このくるくるしてる波を見てなんか感じた事はある?」
子ども「うーん。。なんか暗い色でくるくるが大きくて怖い」
大人「そっかぁ、暗い色で大きくて確かに怖いかも!どうして暗くて大きいと怖く感じるんだろうね?」
子ども「こんなに大きいと溺れちゃいそうだから怖いのかも」
大人「そうだね!溺れちゃいそうだと怖いよね〜」
このような感じで、認めながら質問を繰り返していきます。
この対話で、認められること、自分の気持ちを言葉にすること、一つの事柄を深めて考えること
こんな体験ができちゃうのです♡
他にオススメなのが
ランキングを作ることです!
ちょっと飽きを感じてきたら、
見える範囲の美術品の中でどれが一番好きかランキング形式で発表していくのです^^
親の方も、どれが一番好きなのかなぁと自分の感覚を感じる事が出来てけっこう楽しめますよ♪
ランキング発表する時に、
どの部分が好きなのか理由も話すと自分の意見を伝える練習にもなって一石二鳥です!
美術鑑賞ってお得〜♪
「疲れた〜」こんな時の声かけポイント
どんなに楽しい美術鑑賞でも
子どもが歩ける距離は限られています。
「疲れた〜もう歩けない〜」とぐずられた経験は皆さんにもあると思います。
本当に困るんですよね〜。。美術館だから騒いでほしくないし。。
そんな時、どんな風に声をかけていますか?
私はちょっと前まで
「あともう少しだから頑張ろう!せっかく来たんだからさ」など励ます言葉をかけていました。
でも、「もう歩けないんだもん!」と返されて、
それでも進まないといけないので、無理やり連れて歩いた記憶があります。
ある時、家族でルーブル美術館に行った時に、娘が疲れて飽きてしまい、
もう歩けない。。とぐずり始めました。
ルーブル美術館はとーーっても広い。。休憩の場所までけっこうかかるし、
帰るにしても出口まで相当歩かなくてはいけない。。
そこで、
「すっごくたくさん歩けたね!ママでももう疲れて足が痛いくらいだよ!それなのにここまで付き合ってくれてありがとうね^^たくさん頑張ったね♡」
と認める声かけをしたんです。
そしたら、娘は恥ずかしそうにしながらも嬉しそう。
そのまま、また歩きだしてくれました!
確かに、もうクタクタに疲れているのに
もう少し頑張って!は少しかわいそうです。
すでにいっぱい頑張ってくれたのですから。
なので、頑張ったことを認めてありがとうを伝えてみましょう♡
そして、それでもやっぱり休憩は必要です。
地図などを見せながら、休める所はここで、あとこれくらいで着くから
そこで休めるけどどうしようか?と聞くのもいいと思います。
大人が無理やり決めるのではなく、
子どもの意思を聞く!
コツは認める事と目安や選択肢を伝えることです^^
アートを家でも楽しもう!
美術館を楽しんだ後にそのままにしてしまうのは少しもったいない気がします。
そこで我が家では、好きだった絵、印象に残っている絵を
親子で何も見ないで描くというチャレンジをして遊びます。
すごくあやふやな記憶だけど、
これがけっこう上手に描けたりしてビックリすることも!
インターネットで答え合わせをして、
その絵の背景や情報なんかも見つけたら一緒に読みます。
ここまでアートを楽しみ尽くしたら、
子どもも大人も大満足です♡
親子で美術館に行く事が楽しみの一つになるかもしれませんね♪
皆さん、楽しんで頂けたでしょうか??
我が家の楽しみ方なので、お子さんの年齢や性格によっては合わないこともあるかもしれません。
でも子育てはトライアンドエラー!ぜひ色々試してみて下さい♡
アートは子どもの心をスクスク育てるのにとってもいいツールだと思います^^
皆さんもお子さんと一緒に楽しんで下さいね♪
最後まで読んでくださりありがとうございました😄
コメント