新年度なので、PTAの話を書いてみます

りえ

皆さん、こんにちは☺
0909KPJスタッフの「りーさん」です。
いよいよ新年度ですね!年明けくらいから、PTAに関するつぶやきをSNSで見掛けることが増えてきました。9年間、小中高校でPTAに関わった「りえ」が思う、【これからのPTA】について、ちょっと書いてみようと思います♪

目次

そもそもPTAってなに?

PTAは保護者会ではないよ~「T」を忘れないでね!(笑)

P=Parent(保護者と)
T=Teacher(教職員が)
A=Association(子どもたちの健全育成のために知り合い、学び合う社会教育関係団体)

ということは知っている、という人が殆どだとは思いますが

戦後、GHQが民主主義を広めるためにPTAを始めたというのを知ったときは驚きました。
(ちょっと語弊があるかもしれないので、詳しくはWikipediaをご覧くださいね。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/PTA

学校単位のPTAを「単位PTA(単P)」をいい、その上位組織に「市P」や「区P」、そして「県P」「日P」と続きます。(「県」と「日本」の間に「関東ブロック」などのまとまりもあります。)

Wikipediaの冒頭には
「日本におけるPTA(ピーティーエー、英語: Parent-Teacher Association)は、各学校で組織された保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体。児童・生徒はPTA会員ではない。皆等しく活動の支援対象でもある。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のための無償ボランティア活動というのが、本来のあり方である。」
とありますが、この基本のカタチになっていないPTAが多く、SNSのつぶやきのモトになっているのだと考えられます。

PTA適正化の動き

こんな澄み渡った活動がしたいですよね~

ここ数年、各地で「PTA適正化」という現象が起こっています。

どういうことかというと
◆「入学と同時に自動加入」ではなく「任意加入」になっているか?(加入の意思確認があるか?)
◆PTA会費を「全世帯から」ではなく「加入世帯からのみ徴収」しているか?
◆PTA名簿は学校名簿の流用ではなく、PTAとして作成・管理できているか?(個人情報保護法に基づいているか)
◆役員・委員を「強制」で決めていないか?
◆目的にあった活動をしているか?
◆会費を適正に活用しているか?(学校の備品購入や個人還元に使っていないか)

このあたりでしょうか・・・

あなたのお子さんの学校のPTAは、いかがですか?

PTAの目的とは

子どもたちのために、PとTでチームになれるのがいいところ♪

すべての活動には目的があります。

例えば、0909キッズプロジェクトの目的は
===すべての子どもたち、そしておとなたちの命を守りたい===

そのために、自分を知り、大切にできる子どもたちを増やしたい。
そして、相手を知り、大切にできる子どもたちを増やしたい。
お互いを尊重できる人間関係を築く礎を、体験を通して感じてほしい。
みんな、それぞれ素敵だということを感じてほしい。

そんな体験の場を作りたいという目的があります。
(詳しくはコチラの記事をご覧くださいね♪)

では、PTAの目的は?

正確なことは、各PTAの「PTA規約」の冒頭に書いてあると思いますが、概ね
「子どもたちのよりよい学校生活の向上」や「子どもたちの健全育成」のために、おとなたちが知り合い、学び合うことが目的になっていることと思います。

そう、PTAの構成員は保護者と教職員なのですから、その両者が「敵対するのではなく、パートナーとなる機会をもつ」のに適した組織といえますよね♪

また、「社会教育関係団体」なので、おとなたちが「今の時代の子育てに必要な情報を学ぶ」というのも大切な目的になります。例えば、SNS問題などは、私たちが子ども時代にはなかったことなので、経験が活かせません。新しく学ぶ必要があるのですね。

ということで、PTAの目的は大きく2つ
★おとな同士が知り合い、よい関係を築くこと
★おとなが学ぶ機会を作ること

そう、子どもたちに何かを配ったり、バスで工場見学&ランチにいくことではないのです。
おとなが「変わること」が、まわりまわって子どもたちのためになる、というのがPTAでいう「子どもたちのため」ということなのですよね。

目的を達成するためにできること

それはもうズバリ、「対話」だと感じています。

保護者同士、保護者と先生で対話すること、お互いの考えを共有すること。
それなくしては、よいパートナーシップは築けませんし、親と先生のいうことが違ったら、困るのは子どもですもんね。対話、とても大切なキーワードだと思います。

ちなみに、対話のポイントとして
・対話の目的は「対話し続けること」(つまり、答えを出さなくてもよい)
・お互いの考えを共有するが、答えをひとつにしなくてよい
・相手の考えを否定するのではなく「なるほど、そう考えるのだね」と知ることが大切
などがあります。

ついつい、答えをひとつにしようとしたり、相手の考えを否定したくなることもあるとは思いますが、そのときは、相手がどうしてそのような思考になったのかをさらに知るチャンスかもしれません。(もちろん、無理に聞き出す必要はないですが。)

同じように、自分の考えについても、丁寧に経過を伝えることが必要になります。
おとなみんなに20~50年程度生きてきた経験があるので、その歴史に敬意を払えること=尊重することともいえますよね。

お子さんの学校のPTAには「対話」イベントはありますか?
あったらぜひ参加してみてくださいね!

これって必要?と思ったら

スポーツ企画があるところもありますね~

とはいえ、「これって必要?」と思う活動もたくさんあるのが現実です。

たとえば、学校行事や地域イベントのお手伝い、広報紙の作成、先生への花束などです。

これらは、必要かどうかは各PTAの判断によりますが、そのときはぜひ
★おとな同士の知り合う場になっているか?
★おとなが学ぶ場になっているか?
という視点で観察し、目的に合ったカタチで運営する、もしくは取りやめることを検討するとよいと思います。

やめるときは、先輩役員・委員に相談するのもよいと思います。
学校行事や地域イベントについては、主催側に相談する必要があります。
相談した時に、目的にふれてお話しくださる場合は、よく聞いて検討するとよいですね。

とはいえ、人手が足りない場合もありますよね。
そこは、都度募集などの工夫がいるかもしれません。

とにかく
●まずは、役員・委員が必要だと感じる活動かどうか
●PTAの目的に合っているかどうか
●人手が足りない場合は、運営方法の見直し、もしくは一旦休止することも検討する

そうすることで「やりたい活動」「必要な活動」だけが残っていくと思います。
ここも、運営委員同士、運営委員と学校や地域、運営委員と一般会員の「対話」がキーワードになっていきますよね。(逆に、一般会員等の声を聞かずに、運営委員だけで決めるのはオススメしないので、アンケート等を上手に活用できるといいですね!)

「やめる」決断が難しい場合もありますが、大丈夫、必要な活動なら、やめてもまた始まります。
そこまで気負わなくてよいものなのです。

家事にしても仕事にしても「やらねばならない」「やらされる」活動って楽しくないですよね。
文句ばかり言っている姿を子どもに見せることが、教育上よいわけがありません。

皆さんが「主体的に」PTAと関われることを祈っています。
(もっというと、「PTAをうまく活用できること」を、かもしれません。笑)

新年度、少しでもワクワク過ごせますように✨

りえ

ちょっと長くなりましたが、いかがでしたか?
PTA活動や仕組みはPTAごとに全然ちがい、それこそ正解がたくさんあるのだと思いますが、ひとつだけいえることは「文句ばかり言っている姿を見せるのは全然子どものためにならない」ということです(笑)「そうはいっても・・・」という個別の相談は、よかったらこちらからご相談くださいね。

次回は「やってよかったPTAイベント」について書いてみようと思います。お楽しみに~♡

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