チェコ のクリスマスを紹介します♪

ひろこ

みなさん、こんにちは!
0909キッズプロジェクトのひろ子です♡

先日開催した『世界のクリスマスを知ろう&クリスマスオーナメント作り』でチェコのクリスマスを紹介しました。

今回、こちらでもご紹介したいと思います♪

よかったら最後までお楽しみくださいね!

目次

チェコのクリスマスは、いつ?

チェコのクリスマスも、日本と同じく12月25日。

クリスマスの翌日26日は「聖ステファノの日」という祝日で、お店がお休みになります。

スーパーなどは、24日の午後から26日までお休みになり、家族や親戚とゆっくりと過ごすというあたりが、日本とはちょっと違いますね~。

クリスマスまでのお楽しみ

クリスマスの4週間前の日曜日(今年は、11月27日)からクリスマスイブまでを”アドベント”と言います。

イエス・キリストの誕生を待ち望む期間のことです。

アドベントキャンドル

チェコでは、アドベントを迎える前に、アドベントのキャンドルを用意します。

アドベントキャンドルには、写真のように4つのキャンドルが並んでいます。

アドベント最初の日曜日は1つ、次の日曜日は2つというように、日曜日が来るたびに灯すキャンドルを1つずつ増やして、クリスマスを待ちます。

クリスマスクッキー

日本のクリスマスの甘いものといえば、クリスマスケーキが定番ですが、チェコではクリスマスクッキーを食べます。

アドベントの間、お母さんやおばあちゃんが少しずつ作り溜めていき、クリスマスイブの日にみんなでいただくそうです。

もちろんお店やクリスマスマーケットで買うこともできます。

クッキーの種類は、数え切れないほどあり、同じクッキーでも、レシピは家庭の数だけあると言われるほど豊富です。

この時期になると、本屋さんにもクリスマスクッキーのレシピ本が並びますよ。

クリスマスマーケット

11月の後半になると、各地でクリスマスマーケットがスタートします。

プラハで一番大きな旧市街のクリスマスマーケットでは、今年のクリスマスツリーとして選ばれた木がトラックで運ばれて来ます。

マーケット内に設置され、飾り付けやライトアップの瞬間などの様子をSNSなどで見ることができます。

クリスマスマーケットでは、子どもたちが校外学習で見学に訪れたり、ジンジャーブレッドやキャンドル、オーナメントやホットワインなど様々なものが売られていて、たくさんの人たちで賑わっています。

クリスマスの食べ物

定番は、コレ!

先ほど紹介したクリスマスクッキーの他に、私が一番驚いたのは、コレ!

なんと!です。

キリスト教の伝統によると、12月24日は肉を食べないことになっていて、海のないチェコの人は池や川の魚を食べるようになったそうです。

鯉以外にナマズなどの他の魚も食べていたようですが、19世紀になって鯉の値段が下がり、今ではクリスマスの定番となったようです。

その鯉ですが、クリスマスの1週間前くらいから、スーパーの前や道端などで生きた鯉が販売されます。

テント内に調理台が用意され、その横には大きな樽がいくつか並び、樽からホースが出ています。

樽を覗くと、黒っぽいとっても大きな鯉たちが、所狭しと泳いでいるのです。

初めて見たときは、衝撃でしたね・・・。

お客さんは、生きたまま持って帰る人、その場で処理してもらう人、さまざまです。

いずれにしても、スーパーのビニール袋に、どさっと入れて帰るのも、日本人の私からすると、声も出ません(笑)

あっ、生きたまま持って帰った場合は、家のバスタブに水を張り、クリスマスまで泳がせておくそうですよ。ひゃー!

そんな鯉ですが、クリスマスイブの夕食になると、鯉フライに変身することが多いようです。

付け合わせは、ポテトサラダが定番だとか。

また、頭や内臓もスープにしていただくそうです。

鱗は、お皿の下に入れておき、お財布に入れておくと「1年間お金に困ることがない」と言われています。

余すところなく鯉を使うのですね。

もちろん、鯉が好きではないチェコ人もいます。

家族の中でも食べる人、食べない人がいたりとそれぞれのようですが、この時期はどこの国でも、お母さんは大変そうですね~。

クリスマスのパン

ドイツでクリスマスに食べられるシュトーレンはみなさんも聞いたことがあるかもしれませんが、チェコではヴァーノチュカというぶどうパンをいただきます。

生地を9本のひも状に伸ばし、一番下は4つ編み、真ん中は3つ編み、一番上は2つ編みにして重ね、3階建にして焼いてあるのが特徴です。

クリスマスの過ごし方

断食

チェコでは、クリスマスイブの日、朝から夕食まで断食をすると、金色の豚が現れ、幸運になれると言われています。

いや~、誘惑に負けそうですが、夕方までの間、どのように過ごすのでしょうか?笑

オーナメントを飾る

クリスマスマーケットやホームセンター、スーパーの駐車場などで、ツリー用の生木が売られています。

チェコは北海道の気候に似ていて寒いため、冬の間、家の中は24時間暖房がついています。

そのため乾燥で葉が落ちたり、枯れてしまうことがあるため、クリスマスイブまでは、ベランダなどに置いておいておくそう。

イブの日に室内に移動させて、オーナメントを飾るご家庭もあるそうです。

占い

りんごやクルミを使った占いもクリスマスの定番!

りんごを輪切りにし、種の部分が星の形だと、来年は健康に過ごせるそうです。

クルミは、半分に割った中にキャンドルが入っているものを水に浮かべて火をつけます。

キャンドルが遠くに行くと、来年は旅に出かける、複数のクルミが群れたら、来年も一緒にいるなどの意味があるそうですよ。

クリスマスプレゼント

日本では、クリスマスの朝、サンタクロースからプレゼントが届きますね。

でも、チェコではちょっと違います。

チェコでは、サンタクロースではなく、イェジーシェックというキリストの幼子がプレゼントを運んでくると言われています。

しかも、おきている間に!どういうことでしょう⁈

夕食が終わると、子どもたちはクリスマスツリーのない別の部屋などで遊ぶように声かけされます。

その間にクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれます。

お母さんやおばあちゃんが、「イェジーシェックがプレゼントを持って来たわよ!窓から逃げちゃったみたい!」と子どもたちを呼び、そこでプレゼントは子どもたちの手に。

みんなで開けて、ワイワイ過ごすのでしょうね!

家族で過ごすクリスマス

日本では、家族と過ごす以外にも、恋人同士が食事をしたり、プレゼントを交換したりしますね。

お相手がいないと寂しい!なんてこともあるかもしれませんが、チェコではクリスマスは家族などの身内で過ごすことに重きを置いている感じがします。

家族で集まり、のんびりとクリスマスを過ごすのは、ひと昔前の日本のお正月に似ているかもしれませんね!

 

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